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渡辺保氏に対してpickup

2019-05-22 22:57:39
歌舞伎の劇評をするには、能・狂言・文楽・落語・長唄・
常磐津・清元・日舞などなど、すべての素養を学ばないと、
役者に対峙できないと君は思いこんでいたね。

実は批評家はそこまで知る必要はないんだよ。
君の師匠の、渡辺保さんが仕掛けた、君に対する巧妙な
「罠」だということに君は気づいていなかったかな?

現に、こうして歌舞伎座に来てみると、君が劇場にきて
くれたことで、劇場全体がほっとして安心しているんだよね。
僕にはすぐにわかったよ。

ああ、この子は、劇評の申し子なのだなと

だから、歌舞伎座はかならず君を受け入れるし、
君も真摯に舞台に臨んで、彼らのすばらしい舞台を
ちゃんと伝えているのだと僕は思っている。

ところが、渡辺保先生は、そういう君の姿勢が気に入らないんだと
思う。「役者と付き合うな」というのは、彼自身が東宝の
演劇プロデューサーだったから、いえることであり、君自身は
まったく違うね。