ブログ続き

つまり初期の仮面ライダーのテーマは、現代、
伝わっていない。おそらく作品のスタッフにすら
本当の意味では伝わっていない。

 だから、それをできる善良さや心や勇気を育て
守る事が、ライダーなどヒーローの役割だから、
ヒーローは人がより良く生きたいと思っている
限り、死んではいけない、、、善良に心優しく
生きる事を怯えさせてはいけない、という事
なんだろうか。そういうスタンスを作品の作り手は
崩しちゃいけない、って事なんじゃないかと
思っている。

 ヒーローが死んでしまったら、正しく善良に
生きたい子達が絶望するだけなので。

 例えばヒーローが子供の夢だから夢を守らなきゃ
ならないからプライバシーをどうこうって意見
(他人に自己犠牲を強いながら自らは自己犠牲
しない連中の意見)もあるけど・・・・ボク個人は、
ヒーローのプライバシーは悪にさえ落ちなければ
別にアバウトでもいいとは思う。

 ヒーローが孤独でなければならないという事も
無いよね。ヒーローが恋愛や結婚をしてはならない
とか馬鹿ぬかせと思う。ただでさえヒーローって
孤独なので。

 ただ、人々の幸福のために生きるなら、自らも
幸福である生き方を、戦い終わったヒーローは
すべきだし、ヒーローが今も誰かを守りながらも
自分自身幸せそうな笑顔でいる事が、子供たちに
とっては一番の救いなんじゃないかなと思います。

 つまり石森氏の言っている事って、仮面ライダーを
殺す手順を考えるようなスタッフにはなるな、
という事でもある。

 生かす手順をこそ考えろ、と。善良な人々や
ヒーローを殺す社会矛盾なんて、この世にいくら
でも存在しているんだから。

個人的心情