通常、プロバイダは契約者の同意がない限り、発信者情報を開示しません。

そこで、発信者情報開示が得られなかった請求者は、次に、発信者情報開示請求訴訟という裁判をプロバイダに対して起こし、発信者情報の開示を求めます。

裁判所は、発信者情報開示を認めるべきか審理して、開示すべきと判断したときは、プロバイダに対して発信者情報開示を命じます。他方、開示すべきではないと判断したときは請求者の請求を棄却し、発信者情報は開示されません。