中国産ウナギを国産と偽り福井市の飲食店で提供したとして、名古屋区検は18日、同店を経営する村井三雄会社役員(47)と同店の駒田英之元料理長(56)を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で略式起訴した。

 名古屋簡裁は同日、村井会社役員に罰金50万円、駒田元料理長に罰金20万円の略式命令を出した。

 名古屋地検などによると、2人は共謀し福井市内で営業する飲食店「うなぎ・割烹曙覧」で、ウナギの産地を国産と偽装表示したとしている。

 「三河産」「静岡産」ののぼりや、愛知の養殖業者の顔写真を掲げ、客を信用させていたという。同店は不正競争防止法違反容疑で村井会社役員らが逮捕された6月下旬から休業している。

 村井会社役員は、基準値を超える農薬が残るウナギ約2・8トンを中国から輸入したとして、食品衛生法違反の疑いでも追送検された。

http://www.sankei.com/west/news/170718/wst1707180058-n1.html