「第4回韓国系草の根大会」(Korean American Grassroots Conference)が25日(現地時間)、米ワシントンD.C.のホテルで開催された。

 在米韓国人や韓国系米国人の政治的影響力を向上させるため活動している市民参与センター(KACE)が企画した今回の大会には、韓国系約500人と米国会議員17人が出席した。エド・ロイス下院外交委員会委員長=カリフォルニア州選出=をはじめ、テッド・ヨホ・アジア太平洋小委員会委員長=フロリダ州=、テッド・ポー議員=カリフォルニア州=など、代表的な「親韓派」議員たちも出席した。

 エド・ロイス委員長は同日、「韓国人たちと協力して従軍慰安婦決議案をはじめ各種制裁法案・決議案などを通過させ、独島(日本名:竹島)問題を議題化する先頭に立った。我々が共にすべきことは多い。韓米両国関係をいっそう深めるべきだ。独島は韓国領土だ」と言って拍手を浴びた。テッド・ポー議員は「米国が同盟国の韓国を捨てることは決してない。今後の議員活動も韓国と共にする」と語った。

 代表的な親韓派で、慰安婦決議案の可決を主導したマイク・ホンダ元下院議員を破り当選したロー・カンナ議員=カリフォルニア州=も姿を見せた。同議員は「ホンダ元議員の選挙区で当選しただけにホンダ氏のように働いていきたい」と述べた。

 同日午前には、米全域から集まった出席者約80人を組分けし、自身の選挙区の上院・下院議員に直接対面して韓国系の政治的要望を伝えるなどした。こうした過程を経て、米議会を通じて韓国系の利益を代弁する活動を体験したのだ。大会には韓国系大学生と高校生約200人も参加し、未来の政治家としての資質を磨いた。

 市民参与センターのキム・ドンソク理事は「昨年までは議員に会おうとしても20%前後しか会えなかったが、今年は半分以上成功している。韓国系有権者の政治的影響力が急速に強まっている証拠だ」と語った。

ワシントン=趙義俊(チョ・ウィジュン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


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記事入力 : 2017/07/27 08:25