【8月2日 時事通信社】米政府は1日、米国人の北朝鮮渡航を原則禁止する措置の実施を2日付で官報に掲載することを明らかにした。30日間の猶予期間を経て9月1日から施行する見通し。

 ジャーナリストや赤十字国際委員会の職員、人道目的の訪問者らは今回の措置から除外される。

 米大学生オットー・ワームビアさんが北朝鮮で約1年半拘束され、帰国直後に死亡したことを受け、国務省は「米国民が逮捕されたり、長期間拘束されたりする深刻なリスク」があると判断。同省は7月、渡航禁止措置を決定し、近く実施すると発表していた。

 北朝鮮には現在も3人の米国人が拘束されている。今年に入って米国人の拘束が相次いだため米政府は「渡航しないよう強く警告する」と呼び掛けていたが、禁止まではしていなかった。

http://www.afpbb.com/articles/-/3137842