聯合ニュースによると、韓国の前大統領、朴槿恵被告=収賄罪などで起訴=を巡る事件で贈賄罪に問われたサムスングループ経営トップ、李在鎔被告は2日、ソウル中央地裁の公判で行われた被告人質問で、前大統領に便宜供与は求めなかったとして無罪を主張した。

 4月に公判が始まって以来、李被告本人が法廷で本格的に意見を述べたのは初めて。

 李被告は自身の経営権強化につながるグループ内の企業合併を成功させようと当時の朴政権に支援を求めたとされる。グループが前大統領の親友、崔順実被告が支配する財団に拠出した支援金などが賄賂と見なされた。

 聯合によると、李被告は2日、合併について「私は事業の知識がなく、業界にも明るくない」と主張。合併は各社長と、自分以外のサムスングループの経営幹部らが主導したと述べた。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170802/wor1708020044-n1.html