国後島瀬石への墓参実現 北方領土墓参団が根室帰港
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【根室】
根室港を1日に出発した北方領土墓参と自由訪問の一行は、予定通り国後島と色丹島を訪ね、
4日、チャーター船「えとぴりか」(1,124トン)で帰港した。
ロシア側の拒否などで本年度、訪問できなかった国後島瀬石(せせき)での墓参がようやく実現し、
元島民らはほっとした表情を見せた。

一行は元島民ら45人。
うち8人は1日に墓標が立つ国後島中部の瀬石近くの「シラトリの丘」で墓参し、その後、全員で色丹島を訪ねた。

シラトリの丘は5月の自由訪問で立ち入りがロシア側から拒否され、
6月の航空機による墓参も霧で中止となっており、本年度は3回目で実現した。

ロシア側の配慮で、丘から元島民らがかつて住んでいた集落の方向に約200メートル近づくことが許されたという。

これまで2回悔しい思いをした墓参団団長古林貞夫さん(78)=根室市=は
「好天に恵まれ、丘から懐かしい海岸線を見ることができた。ロシア側にもいい対応をしてもらい、これまでで一番いい墓参でした」
と喜び、日ロ両政府には「今後このようなトラブルが起きないようにしてもらいたい」と注文を付けた。
(08/05 05:00)

★ ソースは 北海道新聞 [日本] とか。
http://www.hokkaido-np.co.jp/article/123860

★ 画像。
国後島瀬石近くのシラトリの丘の墓標を前に慰霊する古林貞夫さん(団員提供)
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