北朝鮮の李容浩外相は5日、フィリピンのマニラで7日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するため、空路平壌を出発し、経由地の北京に到着した。

 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、国連安全保障理事会で厳しい内容の北朝鮮制裁決議案が検討される中、李氏は核・ミサイル開発を「自衛的措置」として正当化し、制裁は不当だと訴えることが予想される。

 ARFは北朝鮮が参加する数少ない多国間協議の枠組みで、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の全当事国が参加する。昨年5月に外相に就任した李氏が出席するのは、昨年に続き2回目。(平壌共同)

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ARF閣僚会議に出席するため、平壌を出発する北朝鮮の李容浩外相(右)=5日(共同)