2017年8月3日、参考消息網によると、香港経済日報は「日中韓の高速鉄道、優秀なのはどれか――中国が日本の新幹線に挑戦」とする記事を掲載した。

アジアにおける高速鉄道分野の主導権争いは激しさを増すばかりだ。中国と韓国は独自技術で開発を推進。

中国は「復興号」、韓国は「HEMU430X」を発表し、技術は日本の新幹線に肉薄している。マレーシア、シンガポールの高速鉄道建設事業の入札が、日中韓の新たな決戦の場となるだろう。

中国の「復興号」は全国に普及している「和諧号」の風による抵抗、騒音をさらに軽減。最高時速400キロを実現した。「和諧号」より車両の寿命は10年延び、30年となった。

日本メディアは、インドネシアの高速鉄道受注で中国が日本に勝って以来、中国の高速鉄道輸出が注目を浴びるようになったと指摘。中国の強みはまず価格の安さ、さらに政府による安定した資金援助がある。中国政府は今後「復興号」で技術的な優位性をアピールするだろう。

韓国・中央日報によると、当初はフランスの高速鉄道技術に頼っていた韓国だが、独自開発で時速430キロを目指す「HEMU430X」の計画で最終段階に到達した。今後は輸出を視野に入れていく。

一方、世界最高技術を誇る日本の新幹線は、最高時速443キロ。しかし、日本メディアは「中国との技術的な差は縮まっている」と伝えている。(翻訳・編集/大宮)

http://www.recordchina.co.jp/b182664-s0-c20.html