日本を訪れる中国人が年々増加している。日本政府観光局によれば、2015年に訪日した中国人外客数は前年比107.3%増の499万3689人、そして16年は27.6%増の637万33564人となった。17年1ー6月は伸びは鈍化しているが、それでも中国人の数は前年比でプラスを維持している。
 
 中国人旅行客のなかには初めての訪日という人もいるだろうが、なかには2回目、3回目の訪日という人も少なからず存在する。日本と中国は地理的に近く、訪れやすいというメリットもあるだろうが、なぜ何度も日本を訪れる中国人がいるのだろうか。
 
 中国メディアの捜狐はこのほど、日本には何度も訪れたくなる魅力があると伝え、実際に多くの中国人旅行客がリピーターとして日本を訪れていることを紹介、何度も中国人の足を向かわせる日本の魅力について考察している。
 
 記事が日本の魅力として挙げているのは、日本社会で生きる人びとへの様々な配慮だ。

 以前、中国人旅行客の間で爆買いの対象として人気を集めた温水洗浄便座や、乗客が乗り降りしやすいよう車体が傾く「ニーリング機能」を持つ公共バスなどを挙げ、日本では様々な場面で「心地良い配慮を感じ取ることができる」とし、こうした心地良さは中国では見られない日本ならではの魅力であると伝えた。
 
 さらに秩序ある社会も訪日する中国人に心地良さをもたらしているとし、その例として街の清潔さや、街中にある自転車や自動車が整然と停まっていることを指摘。

 中国は乗り捨て可能なシェアサイクルの流行で、街のいたる場所に自転車が放置されているが、日本では自転車も自動車も停めて良い場所が決まっていて、雑然とした様子がないことを伝えた。
 
 また、サービスのクオリティも中国人が日本を何度も訪れたくなる要素の1つであるとし、こうした日本の姿を一度でも体験してしまうと、中国人は何度でも日本を訪れてしまうのだと伝えている。(編集担当:村山健二)

http://news.searchina.net/id/1641350?page=1