【北京共同】沖縄県・尖閣諸島周辺に昨年8月の中国の休漁明けに200〜300隻の中国漁船が押し寄せ、漁船の一部と多数の公船が領海侵入した事案を受け、日本政府が中国に対し、同様の事態を再発させないよう今春以降たびたび申し入れていたことが分かった。日中関係筋が7日までに明らかにした。

 尖閣周辺の海域では一部の漁を除き今年の休漁は8月16日まで。日本側は再び多数の漁船が尖閣周辺で操業し、中国側が漁船管理の名目で公船を送り込む恐れがあるとみて警戒している。再発すれば、日中関係改善の機運がしぼむ懸念がある。

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昨年8月5日、尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国漁船(第11管区海上保安本部提供)