2017年8月6日、中国公安部公式サイトは記事「黄明・中国公安部党委副書記が全国治安システムビデオ会議で強調、戸籍制度に関する五つの重点課題に関する取り組みを着実に実行せよ」を掲載した。

中国公安部は4日、全国治安システムビデオ会議を開催した。席上、中国公安部党委副書記、副部長の黄明氏は戸籍制度に関する五つの重点課題に関する取り組みを着実に実行するよう呼び掛けた。

その課題とは「戸籍移転政策の実施」「居住証制度の全国的展開」「無戸籍者問題の解決」「非戸籍地での住民身分証発行」「死亡者の戸籍抹消確認の徹底」があげられた。

中国では「黒孩子(ヘイハイズ)」と呼ばれる無戸籍者が多数存在している。主に一人っ子政策の罰金が払えず、戸籍を得られないでいる人々だ。

中国政府はヘイハイズに戸籍を与えるよう政策を転換しており、中国公安部は年内には大半の無戸籍者に戸籍が与えられるように活動を進めていく方針だ。(翻訳・編集/増田聡太郎)

http://www.recordchina.co.jp/b186717-s0-c30.html

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写真は中国の戸籍簿。