2017年8月5・6日の週末、千葉・幕張メッセとインテックス大阪で行われた韓国のガールズグループ「TWICE」のハイタッチイベントについて、韓国から遠路訪れたとみられる複数のファンが、ネット掲示板にイベントの感想などを寄せた。

今回のイベントは、TWICEが6月末に日本でデビューして以来、ファンがメンバーたちと間近で交流できる初めてのイベントとあって、早くから期待を集めていた。韓国の報道によると、ネット上ではファンの間でチケットが1枚100万ウォン(約10万円)ほどで取引される例もあったという。

実際、幕張と大阪の会場にはいずれも朝早くから大勢のファンが詰め掛け長い行列を作り、ハイタッチ実現まで4時間待ちもあったと韓国で報じられた。

韓国の人たちもこの盛況ぶりには驚いたようで、先の見えないほどの行列や人だかりの写真には、「さすがTWICEだ!」「すごいとしか言いようがない」「日本でもこれほどの人気とは、やっぱりTWICEは最高だね」とTWICEをたたえるコメントのほか、

「怖いくらいだ」「写真を見てるこっちが汗が出そう」「1秒程度のハイタッチのために4時間待つファンもすごいな」と、ファンの熱意に感嘆する声が寄せられた。

また韓国人にとっては、サイン会ではなく「ハイタッチ会」という日本ならではのイベントも目新しく映ったようで、ネット上にはこれに関する意見もみられる。

特に、9人のうち目当てのメンバーのチケットを入手し、メンバーごとの列に並ぶ、という日本のアイドルファンイベント独特の形式については、「日本の文化」と分かっていながらも「理解できない」との声が多い。

あるファンの一人は掲示板で、このイベントは「個人的には本当にイマイチだと思う」と訴えた。「カンカン照りの下で何時間も待って、ハイタッチは1秒」、これではアイドルもファンもお互い大変なだけだというのだ。

また、もし2人のメンバーとハイタッチがしたい場合、「まず1人目の列に並びハイタッチ、その後でもう1人の列に…」と考えると、「日本人の我慢強さは本当に見事。自分にはとうていできない」と思ったという。

また別の人からは、この形式について「メンバーごとの人気が行列の長さであからさまに分かってしまうのが問題」との声もあり、

「9人のメンバーが1列に並び、ファンが全員とハイタッチできるようにしたらいいのに」との意見も挙がったが、こちらには「アルバムをたくさん売るにはそれじゃ駄目だ」との反論が寄せられるなど新たな議論を巻き起こしているようだ。(編集/吉金)

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写真はTWICE。