中国・浙江省のレストランが、女性のブラ・サイズに応じて食事代を割引するというキャンペーンを打ち出して、批判されている。

地元紙の銭江晩報によると、杭州市のショッピングセンターにある「トレンディ・シュリンプ」店が、下着姿の女性を並べて割引キャンペーンを宣伝するポスターを掲示したことから、地元の人たちが「下品な宣伝だ」「女性蔑視だ」などと市当局に抗議したという。

ポスターには「町全体がおっぱいを探してる」と書かれている。ブラのサイズが大きければ大きいほど、食事代が割引になる。

今月1日に登場したポスターはすでに掲示されていない。しかし、同紙によるとトレンディ・シュリンプのラン・シェンガン支配人は、セールス戦略には効果があると主張。「プロモーションを始めた途端、客の数は2割ほど増えた」とラン氏。

「来店した女の子たちはみんな堂々としていましたよ。何も隠そうとしていなかった」

割引してもらいたい女性客は、「恥ずかしい思いをしないよう」、男性ではなく女性従業員に申し出れば良いのだという。

中国の飲食店が外見を基にした割引を提供するのは、これが初めてではない。2014年12月には重慶市の食堂が肥満男性とやせた女性の食事代を値引いたほか、2015年1月には河南省のレストランが「見た目の良い」客の代金を割り引くキャンペーンを展開した。

http://www.bbc.com/japanese/40860454

http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/15813/production/_97238088_cggkbvmfhi-alsanaac6wigjacu855.jpg
ブラがAカップの人は食事代が5%引きになるが、Gカップの人は65%になるという店のポスター