(台南 8日 中央社)台南市政府衛生局は8日、市内にあるファストフード店「モスバーガー」の3店舗で、緑色に変色した冷凍フライドポテト90キロ余りが見つかったと発表した。

衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署で天然毒素のソラニンが基準値を超えていないか検査される。台湾でモスバーガーを展開する安心食品服務(台北市)は7日、フライドポテトの販売を休止すると発表した。

インターネット上では6日、台南市内の店舗で購入したという緑色に変色したフライドポテトの写真が投稿された。

これをきっかけに同市衛生局は7日午後、市内にある8店舗の立ち入り検査を開始。3店舗で見つかった緑色のフライドポテトはいずれも今年4月30日に製造されたものだった。

基準値を超えるソラニンを含む食品を使用、販売した場合、安全衛生管理法に基づき、業者には3万台湾元(約11万円)以上、300万元(約1100万円)以下の過料が科される。

衛生局によると、ソラニンが多く含まれるジャガイモを食べると、2時間から24時間以内に下痢や吐き気、腹痛などの症状が出る恐れがある。

(張祥栄/編集:名切千絵)

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台南市政府衛生局提供