公明党の山口那津男代表は8日、中国共産党中央対外連絡部(中連部)の宋濤部長と東京都内で会談した。

宋氏は北朝鮮に関する日本の独自制裁について「中国企業への制裁が含まれており、中国は反対している。中日関係を悪化させかねず、悪循環になる」と述べ、政府に対象から外すよう働きかけることを要請した。

同席した西田実仁広報委員長が明らかにした。山口氏は会談後、「(政府は)しっかりした根拠を持って制裁を決めた」と記者団に語り、宋氏の求めには応じない考えを示した。

宋氏は会談で、日中韓首脳会談について「秋の共産党大会の後にできればいいと個人的には思っている」とも述べた。その後、安倍晋三首相とも首相官邸で会談した。【高橋克哉】

https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00m/010/101000c