【ニューヨーク聯合ニュース】韓国・サムスン電子が米ニューヨークで23日午前11時(日本時間24日午前0時)、下半期の戦略スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート8」を発表した。

ノート8は大画面で支持を集める「ギャラクシーノート」シリーズの7番目モデルで、発火事故が相次ぎ昨年後半に販売を停止した「ギャラクシーノート7」の後継機。同シリーズの「復活」がかかった機種として、世界の注目を集めている。

発表イベントには各国の報道陣や業界関係者約1500人が訪れ、関心の高さをうかがわせた。

同製品にはサムスン電子のフラッグシップスマホで初となる背面デュアルカメラが搭載された。1300万画素の広角レンズと1200万画素の望遠レンズで構成され、光学2倍ズームに対応する。

また、同シリーズでは最大となる6.3インチのスーパーAMOLED(有機EL)ディスプレーと、ベゼル(縁)を最小化したデザイン「インフィニティディスプレー」を採用。専用スタイラス「Sペン」には新たな機能が追加された。発売日は9月15日。

米調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)の資料によると、4〜6月期のサムスン電子のスマホ事業による営業利益は32億5000万ドル(約3550億円)で、世界スマホメーカーの営業利益の31.7%を占めた。

新型スマホ「ギャラクシーS8」の販売効果で前期(15億7700万ドル)に比べると約2倍に増えたが、前年同期(34億2300万ドル)比ではやや減少した。昨年7〜9月期はノート7の発火問題が痛手となり営業利益は700万ドルにとどまった。

スマホ首位の米アップルは4〜6月期に65億5100万ドルの営業利益を計上し、全世界のスマホ営業利益の63.9%を占めた。

業界関係者は「ギャラクシーS8の好調な売れ行きにもかかわらず営業利益が前年比で減少したのは、S8の効果が(想定より)小さかったということ」だとし、「サムスンがノート8にかける期待はそれだけ大きい」と話している。

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