北朝鮮を訪問しているアントニオ猪木参院議員は8日、朝鮮労働党で国際部門を統括する李洙●(=土へんに庸)副委員長と平壌で会談した。

スポーツ交流を中心に日朝関係を話し合ったほか、北朝鮮が実施した核実験や弾道ミサイル発射についても意見交換した可能性がある。

猪木氏は会談冒頭、北朝鮮の挑発行動などにより朝鮮半島で緊張が高まっていることを念頭に「こういう時期だから訪朝しなければならない」と述べた。

李氏は朝日友好親善協会の顧問を務めている。金正恩党委員長のスイス留学を世話し、金氏の信頼が厚いとされる。会談には同協会会長の劉明善党副部長も同席した。

猪木氏の訪朝は昨年9月以来。前回訪問時も李氏と会談した。今回は9日の建国記念日に合わせた訪問で、11日まで滞在する。(共同)

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北朝鮮・平壌で朝鮮労働党の李洙●(=土へんに庸)副委員長(左)と握手するアントニオ猪木参院議員=8日(共同)
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平壌への出発を前に、経由地の北京国際空港で記者団の質問に答えるアントニオ猪木参院議員=7日(共同)
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北朝鮮・平壌で朝鮮労働党の李洙●(=土へんに庸)副委員長(左から2人目)と会談するアントニオ猪木参院議員(右から2人目)=8日(共同)