【リマ共同】

北朝鮮の国際オリンピック委員会(IOC)委員、張雄氏が15日、IOC総会が開かれたリマで記者団の取材に応じ、来年2月の韓国での平昌冬季五輪が選手にとって安全な場所になるかとの問いに対し「スポーツマンとしてはそれを期待しているが、誰も分からない」と述べた。北朝鮮の核実験やミサイル発射の強行で周辺諸国で緊張が高まっており、大会への影響が懸念されている。

IOCのバッハ会長は同日の記者会見で、外交手段による問題解決や、国連総会での五輪期間とその前後の停戦決議の採択に期待しているとし、予定通りに開催することについては「自信は揺らがない」と語った。
 
張雄氏は、北朝鮮選手団の平昌五輪の参加については、フィギュアスケート、スピードスケートのショートトラック、ノルディックスキーで出場権の獲得を目指しているとし「資格を得られれば出場するが、そうでなければ出られないというだけだ」と述べた。


2017年9月16日 17時18分
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20170917/k00/00m/050/005000c