韓国の李洙勲(イスフン)次期駐日大使は19日、日本が日中韓首脳会議の開催に努力していることに触れて「早ければ年内に文在寅(ムンジェイン)大統領が訪日するのではないか」と語った。ソウル近郊でのシンポジウムで語った。日本政府は既に李氏の大使就任に同意。李氏は来週、日本に赴任する。

一方、韓国軍海兵隊は19日、日韓が領有権を争う竹島(韓国名・独島〈トクト〉)などを防衛する戦略島嶼(とうしょ)防衛司令部と巡回型の守備隊を2018年から20年の間に創設する方針を国会議員らに報告した。「中国や日本など周辺国が上陸戦力を強化しており、先制的な対抗策を講じる」とした。

日本政府は19日、ソウルの外交ルートを通じて「竹島は我が国固有の領土であり、(こうした動きは)受け入れられない。極めて遺憾だ」と強く抗議した。(ソウル=牧野愛博)

http://www.asahi.com/articles/ASKBM5FF5KBMUHBI01L.html


日中韓首脳会談開催に期待=文氏の年内訪日も−韓国次期駐日大使

【城南(韓国)時事】韓国の次期駐日大使に内定している李洙勲・慶南大教授は19日、年内開催で調整が進む日中韓首脳会談をめぐり、「日本が積極的で、われわれに(開催)できない理由はない。中国もないのではないか」と述べ、実現に期待を示した。日中韓首脳会談に合わせた年内の文在寅大統領訪日の可能性にも言及した。

李氏は京畿道城南の世宗研究所で開かれたフォーラムで発言し、「早ければ年内に文大統領の訪日も可能ではないか。韓国外務省が努力している」と明かした。文氏の訪日が実現すれば、5月の大統領就任後、初めてとなる。 

また、在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備をめぐって悪化した中韓関係については「中国共産党大会が終われば、少し前向きに出てくるか期待している」と述べた。一方、関係改善に向かわなければ、「中韓首脳会談も考えられる」とし、首脳会談で事態の打開を図る必要性を指摘した。

李氏によれば、大使任命の手続きは終了しており、10月末ごろにも来日する予定という。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101900784&;g=pol


次期駐日大使の「大統領訪日発言」 「考えを自然に伝えたもの」=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は19日の定例会見で、新駐日大使に内定している李洙勲(イ・スフン)元慶南大政治外交学科教授や盧英敏(ノ・ヨンミン)新駐中国大使がそれぞれ赴任前に年内の韓日、韓中首脳会談開催の可能性について言及したのは適切かとの質問に対し、

「韓日、韓中関係は非常に重要な関係なので、大使として任命を受ける過程で考えていた内容を自然にメディアに伝えたものと理解している」と答えた。

一方、中国共産党の第19回党大会については「関連動向を注視している」とし、「開催成功を願っている」と述べた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/10/19/0200000000AJP20171019003000882.HTML