2004年、日本で韓国ドラマ『冬のソナタ』が放映された。劇中、俳優ペ・ヨンジュンと女優チェ・ジウが初めてデートをした南怡島(ナミソム)に対する日本人の関心が高まり、南怡島を訪れた外国人観光客のうち60〜70%を日本人が占めていた。

だが、最近は東南アジアからの観光客が多く訪れていることが明らかになった。

ことし8月までに南怡島を訪れた外国人観光客は65万4898人だが、このうち東南アジア8カ国(フィリピン、台湾、香港、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポール)からの観光客が60万1542人で全体の91.8%を占めた。

特に、フィリピン観光客の訪問が急増している。南怡島によると、ことし8月までに同地に訪れたフィリピン累積観光客は5万1909人で、昨年同期の3万978人に比べて67.5%増えた。

これは韓国とフィリピンの合作ドラマ『マイコリアン チャギヤ』の人気のためだと南怡島側が明らかにした。

同ドラマはヒロインのフィリピン女性が人気韓流スターと恋に落ちるという内容で、フィリピンで高い視聴率で放映中だが、主な舞台として春川(チュンチョン)の南怡島とソウルの南山(ナムサン)タワーなどが登場する。

南怡島のチョン・ミョンジュン社長は「10年前からは中国だけでなく日本や東南アジアなどでも広報を強化するなど、観光市場を広くとらえた戦略が効果を上げているようだ」と述べた。

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ドラマ『冬のソナタ』の銅像。(写真提供=南怡島)