産経ニュース2017.10.30 19:14更新
http://www.sankei.com/world/news/171030/wor1710300024-n1.html

 韓国紙、中央日報(電子版)は30日、マレーシアで2月に殺害された北朝鮮の金正男氏の息子ハンソル氏を殺害する目的で中国入りしていた北朝鮮工作員が先週、スパイ活動を取り締まる中国国家安全省に拘束されたと、消息筋の話として伝えた。北京郊外の施設で取り調べが行われているという。

 同紙によると、北朝鮮の情報機関、偵察総局の要員7人ほどが殺害計画を実行しようとしており、そのうち2人が拘束された。中国当局が18〜24日の共産党大会を機に取り締まりを強化、計画を察知したとしている。

 ハンソル氏の居場所は不明で、米国入りなどが取り沙汰されている。消息筋は中央日報に、同氏の動静情報は「中国当局に徹底管理されている」と語った