ロヒンギャ問題 スー・チー氏が初めて現地を視察
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ミャンマー西部の戦闘で、少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの人たちが隣国のバングラデシュに避難し、
ミャンマー政府に対して国際的な批判が強まる中、アウン・サン・スー・チー国家顧問が、
初めて、戦闘が起きた西部ラカイン州を視察しました。

ミャンマー西部のラカイン州ではロヒンギャの武装勢力と政府の治安部隊による戦闘の影響で、
ことし8月以降ロヒンギャの人たちが隣国のバングラデシュに避難し、
国連によりますと、その数は60万人を超えたと推定されています。

こうした中、アウン・サン・スー・チー国家顧問は、2日、軍や警察、それに政府の担当者らとともに、
戦闘が始まって以来初めて、軍のヘリコプターで西部ラカイン州を視察に訪れたということです。

ミャンマー政府によりますと、スー・チー氏は現地のロヒンギャの人たちと
今後の生活の再建などについて意見を交わしたということです。

ミャンマー西部の治安維持については、軍が実権を握っていて、スー・チー氏に具体的な権限はありませんが、
国際社会からの批判が強まる中、スー・チー氏がみずから現地を視察することで、
対策に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるものと見られます。
(10/02 18:31)

★ソースは、NHK [日本] とか。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208761000.html

★画像。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/K10011208761_1711021928_1711021930_01_02.jpg