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▲三菱電線工業ホームページ/写真=fnDB

【東京=チョン・ソンイク特派員】戦犯企業三菱マテリアル(元三菱鉱業)の子会社の三菱電線工業が航空機などの部品に使われる製品の品質データを操作してきたことが分かった。

23日、日本経済新聞によれば三菱電線工業は顧客と契約した品質基準に達しない製品を品質データを操作後出荷してきた。史上最悪の神戸製鋼品質データ操作余波が消える前に同様の不正が再び発覚して日本産業界が非常事態になった。

日本経済新聞はデータ操作が起きた部分は配管をつなげて内部を保護する「O-リング」部品だと説明した。航空機などの工業製品用でパッキング材料に使われる部品だ。

三菱電線工業の取引先は数百に達してどこまで不正が行われたのか不明だ。データ操作は長期間続いてきたものとみられ、事件の全貌を解明するには時間がかかりそうだ、と同紙は伝えた。

複数の関係者によればこれまでデータが操作された部品と関連した製品で安全関連の申告はなかった。また、比較的簡単に製品交換が可能な部分なので事態が神戸製鋼スキャンダルほど大きく広がらないものと見られる。

三菱電線工業は取引先にこのような事実を公示し、来る24日、記者会見を行って今回の事態について説明する方針だ。

三菱マテリアルは銅やセメント、超硬工具、電子材料、アルミニウムなど多様な事業を扱う複合企業だ。

三菱マテリアルの母胎になる三菱鉱業は軍艦島で朝鮮人らを強制徴用した戦犯企業だ。三菱マテリアルは昨年、戦争中に強制徴用された中国人被害者に謝罪し1人当り約10万中国元(合計約80億円)を支給することに決めて話題になった。

しかし、韓国には合法的に日本自国民が動員されただけで戦争捕虜とは異なるとし、これという対策を出さず国民的反感を呼んだことがある。

チョン・ソンイク記者

ソース:ファイナンシャルニュース(韓国語) 日戦犯企業三菱マテリアル子会社品質データ操作発覚
http://www.fnnews.com/news/201711231116062501