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続き。

最後の荒稼ぎ

「でしょう。しかも、チケットの値段は通常の指定席と同じ12960円。同じ会場にいながら、メンバーも見えず、音も悪い……それで同じ値段で売るなんて」

 ネット上にも不満の声が溢れている。

「参加席ってAKBにもあるらしいけど、ステージの裏みたいよ。声だけで全く見えないよ。AKBはすごく安いらしいけど、BIGBANGは指定席と同じ値段www」

「参加席も指定席も同じ値段… 鬼だな…」

「アリーナ1列目も参加席も同じ値段 おいコラッ主催者!!  おかしいやろっ!!」

 ごもっともな意見である。

“参加席”とは耳慣れないが、「最近のコンサートではよくある」と話すのは業界関係者だ。

「5年ほど前から販売されるようになりましたね。もちろん人気アーティストに限るものです。通常なら販売されないステージの左右の席を“参加席”と称して販売するわけですが、小さい会場だとアーティストにより近かったり、かえって喜ばれることもあります。ただドーム球場のような巨大会場では、本当にアーティストが見えなかったりしますから注意が必要です。ですから、あのポール・マッカートニーも、東京ドーム公演の時に参加席を販売しましたが、S席1万8000円、A席1万6000円、B席1万4000円に対し、参加席は6000円と割安になっていましたからね」

 それが真っ当な商売というものだろう。

ラストですらない

 そして福岡ドームのライブではリーダーのG-DRAGON(ジードラゴン)はこう語ったとか。

「別れだとは思わない。再会の日を楽しみに過ごしたら、その日はすぐに来ると思います」
 
 兵役が終わったら復活。つまり「ラスト」でもないわけだ。まあ、燃えては消える韓流のこと、2年後に復活しても売れるとは限らない。その前の荒稼ぎというわけだ。

週刊新潮WEB取材班

2017年12月7日 掲載

新潮社

https://i.imgur.com/qKmwSSK.jpg
BIGBANGの5人

以上〆