北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(58)の夫で、11日に77歳で亡くなった元米兵、
チャールズ・ジェンキンスさんの告別式が15日、新潟県佐渡市の斎場で営まれ、
遺族や関係者ら約30人が最後の別れを惜しんだ。

 平成14年に曽我さんらと一緒に帰国し、同県柏崎市に住む拉致被害者の蓮池薫さん(60)と
祐木子さん(61)夫妻も参列。薫さんは「本当に突然で残念だ」と述べ、母、ミヨシさん(85)=拉致当時(46)=の
帰国を待つ曽我さんについて「大変なショックを受けているようだった。つらく苦しいだろうが何とか乗り越えてほしい」と語った。

 拉致の可能性が排除できない行方不明者の家族による「特定失踪者家族会」の大沢昭一会長(81)は
「私たちの何倍も苦労してきた人生だったと思う。安らかに眠ってほしい」と話した。

 ジェンキンスさんは米ノースカロライナ州出身。北朝鮮に亡命後、曽我さんと結婚して長女の美花さん(34)、
次女ブリンダさん(32)をもうけた。16年に娘2人と来日し、佐渡市で暮らしていたが、11日夜に致死性不整脈で亡くなった。

産経
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000582-san-soci