■キムパプ(※キムは「海苔」・パプは「飯」=「海苔巻き」のこと。)、プレミアム市場へ拡大されるまで
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キムパプの由来、甘く見るべきでない。

キムパプは私たち固有の「ポッサム」という風習から由来したという説と、日本の食品である「マキ」に由来するという二つの説がある。

自生文化説としては、三国遺事に記録された海苔食用の記録と、小正月にポッサムを食べた記録が根拠だ。

参考画像 小正月節食の一つであるポッサム
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※ポッは「福」・サムは「包み」。

三国遺事によると、新羅時代から「キム(※海苔)」を食べたといわれ、小正月に「ポッサム」を食べる風習があったという。ポッサムは、炒めたチュイナムルとご飯を白菜の葉や海苔で包んだ料理で、チュイナムルと五穀飯を混ぜて海苔で包んだ食べ物がキムサムだが、福を包んで食べるという意味だ。

食品外食オンライン専門メディアである「食卓ニュース」が紹介する「キムパプ、それが知りたい」によると、キムパプは1990年代に入ってキムの大量生産が可能になり価格が安くなって、キムパプ専門店が一つ二つと増え始めたと伝えた。

関連資料は、粉食とキムパプ専門店が増加して購入する消費者も次第に増えていき、安いながらも簡単で栄養を兼ね備えた一食として登場したことで、1990年代後半に入りIMFの金融危機で小資本創業が可能なキムパプ屋の数字は、一層増加したという。

2000年代にはコンビニにまで進出して、従来のキムパプと差別化された形の三角キムパプ(※主にコンビニの三角おにぎり)も登場し、ラミョン(※インスタントラーメン)の盟友である食べ物へと浮上した。 2010年以降、最近の消費者層で広まっている「小さな贅沢」トレンドと一致するプレミアムキムパプ専門店が登場した。

プレミアムキムパプの誕生は、トレンドがいくつかの社会的なイシューが絡み合った時代の産物だ。 キムパプが初めて粉食店に登場したときには、約1500ウォン程度だったが、90年代にキムパプ専門店ができると2000〜2500ウォンに上方修正された。

2010年から世界的な不況の中、始まった「小さな贅沢」と「モクバン(※グルメ番組)、ククバン(※料理番組)」のトレンドが出会い、プレミアムキムパプが誕生するきっかけが作られたた。大きな消費を通じた幸福感よりも「小さい贅沢」、すなわち「スモールラグジュアリー(small luxury)」製品から満足を求める消費者が2015年から登場した。

2008年メラミン牛乳、2011年バクテリア粉ミルク、引き続く輸入産コメ、2012年EUの大規模な食中毒など、健康問題に非常に敏感になったのも高級キムパプ誕生の根本に影響した。

2010年ソウル狎鴎亭洞の小さな店から始まった「Leeキムパプ」が一番初めに開始したプレミアムキムパプに思われる。 トレンドに最も敏感な江南の代表的なキムパプブランドから浮上したキムパプは、種類が豊富な上に値段も千差万別だ。

健康と味まで完成させるのに、Leeキムパプの代表メニューの「辛ナッツキムパプ」と他の店のキムパプの具材に比べて価格が高く安定的な供給が難しかったが、独特の深い味でマニア層が形成され、オランダ産ゴーダーチーズを盛り込んだ「エダムチーズキムパプ」などもある。

顧客の満足だけを思いながら、従来のキムパプに使用されなかった高級の具材を果敢に入れて、現存するすべてのプレミアムキムパプの母体となる「Leeキムバプ」が誕生したのだ。

Leeキムパプの関係者は、「プレミアムキムパプの元祖だが、フランチャイズ市場では後発走者だ」とし、「亜流は、元祖に勝てないです。 Leeキムパプは今日も新たな挑戦のために怯まずに向かう」と強調した。

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