先日、日本人の僕は初めて北京の革命軍事博物館に行きました。
ある著名な先生の勉強会の一員として数十名の塾生達と一緒に行き
ました。実は、僕は以前から「軍博」に行きたかったのです。いろいろな
昔の武器が展示されており、大好きなムスタングP−51Dとか各国の
機関銃や拳銃などが所狭しと並んでいるそうで、どんな感じかよく意見を
求められているのに見たことがないため、意見が言えなかったからです。
僕は自分の目で確かめないで聞いた話を人に言えない質です。
僕は亡くなった人の霊を踏みにじる中国の文化が好きです。政権を転覆
させたのちに前王族の墓を暴いたり、屍を輪姦したりする歴史書の記述を
読むたび、身の毛がよだつほど興奮するのです。
「軍博」を見学してびっくり
しかし、軍事博物館を見学してびっくりしました。勇ましい軍歌が
流れる中、戦車、大砲、潜水艦などの武器と共に各戦争の背景、
経過を詳細に解説しています。戦時ニュースも流しています。戦士の
勇敢さを讃える、おびただしい量の証拠品と写真を展示しています。
人民解放軍と新四軍の解説は、特に力が入っています。
殺人の機械と血が付いた軍服の横に「烈士」、「***を屠る」との新聞
記事を陳列し、政治的な戦争解説を加えるところは、とても博物館として
ふさわしいとは思えません。とにかく僕はすっかりその戦争の迫力に圧倒
されてしまい、とても死者の霊を慰めるような気分になれませんでした。
一番嫌悪感を感じたのは、この鎌は日本鬼子を10人も殺したものとか
この刀で鬼子の首を5個切り落としたとか、そんな残虐な描写で、
これでもかこれでもかとパネル展示されています。
もう二度と行きたくありませんが、コンバットでサンダース軍曹が
持っていたトミーガンとかの実物が見られたので良かったです