産経ニュース2018.1.19 07:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/180119/prm1801190002-n1.html

韓国が3度にわたって国際オリンピック委員会(IOC)に招致を申請し、実現した平昌五輪が開催される2018年を迎えた。ところが、招致時の国民の支持率が90%を超えていた韓国国内は、開幕間近だというのに、競技を直接観戦に行くという国民は10人に1人と盛り上がっていない。この“冷めた雰囲気”に追い打ちを掛けるように、開催地の地元で不可解な事態が起きている。

 聯合ニュースによると、スケート競技などが実施される江陵では多くの飲食店で料金が跳ね上がっているというのだ。韓国を代表する麺料理で「韓国式うどん」といわれるカルグクスが通常の6000ウォン(約600円)から7000〜8000ウォン(約700〜800円)と1.3倍にアップ。名物料理はさらに高くなり、ムルフェは1万2000〜1万5000ウォン(約1200〜1500円)から3000ウォン(約300円)高くなっているという。

 ムルフェとは、ごはんの上に野菜や刺し身を乗せ、冷たく凍らせたダシスープをかけて食べる料理で、漁獲量の少ない素材を利用すれば2万ウォン(約2000円)にもなると報じられた。韓国ネットユーザーは飲食店の“プチぼったくり”とも言える状況に、五輪に「行かなければいいこと」などと冷めた書き込みをしている。

 五輪開催地では宿泊料金の高騰が「ぼったくり」として問題視された。通常の5〜8倍に上がり、このため予約率が上がらず、地元自治体が危機感から取り締まりを実施。地元の宿泊協会は2017年12月26日、2人で1泊16万ウォン(約1万6000円)以上は取らないと会見を開いて宣言し、汚名返上に躍起になっているのとは対照的な流れだ。

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