【芸能】なぜ日本人は中国人女性を「チャイナドレスにお団子ヘア」で描くのか…キョンシーのテンテンが原因と中国報道
多くの外国人が日本人という言葉に対して「和服」を連想するのと同じように、
日本人にとって中国人といえば、チャイナドレスというイメージがある。
チャイナドレスは清の時代の支配者である満州民族の伝統衣装であり、漢民族とは関係がないうえ、
中国の日常生活でチャイナドレスの女性を見かけることはほとんどない。
ではなぜ日本のアニメやゲームでは中国の女性が「チャイナドレスにお団子ヘア」で描かれることが多いのだろうか。
中国メディアの太平洋時尚網は13日、その理由を考察する記事を掲載した。
日本のアニメやゲームは中国でも人気が高い。
そのため、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター」に出てくる春麗(チュン・リー)や、
「鉄拳」の小雨(シャオユウ)、アニメ「銀魂」の神楽など、
チャイナドレスにお団子ヘアの中国人女性がよく登場していることは中国でもよく知られている。
なぜ「判で押したように」、この外見なのだろうか。
記事によると、始まりは1988年ころ日本で人気を博した台湾映画・「幽幻道士」シリーズにあるという。
主役のテンテンという女の子がチャイナドレスにお団子ヘアで、「当時、多くの日本人の心をつかんだ」ほど日本で人気が爆発。
実際のところ、テンテンはすべての作品でお団子ヘアだったわけではないものの、
チャイナドレスにお団子ヘアというイメージが日本人の脳裏に深く刻み込まれたとした。
それを裏付ける点として、1988年以降のアニメなどではチャイナドレスにお団子ヘアがよく登場するようになったと主張。
91年に春麗が「デビュー」し、92年に始まった少女漫画・ふしぎ遊戯の夕城美朱もお団子ヘアだったと指摘した。
チャイナドレスにお団子という定番の格好は、外見の似ている日本人と区別するうえで便利であり、
なによりもこの見た目のかわいらしさから、中国人自身もまんざらではなく気に入っているようだ。
この定番スタイルは、中華圏の女の子キャラクターを描くうえで今後も使用されていくに違いない。

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