http://www.sankei.com/smp/west/news/180131/wst1801310035-s1.html

 JR九州は31日、韓国で広域鉄道を運営する韓国鉄道公社との協力関係強化に向け、福岡市の博多駅と韓国・釜山の釜山駅の姉妹駅30周年を記念する式典を博多駅で開いた。来年のラグビー・ワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピックを控え、韓国からの旅行客増への追い風にしたい考えだ。

 式典には、JR九州の青柳俊彦社長や博多、釜山の両駅長らが出席。博多駅の外壁に両社のロゴなどを記した銘板を設置し、レプリカを韓国鉄道公社に贈るなどして友好の機運を高める。

 両駅は、国鉄の分割民営化でJR九州が発足して約半年後の昭和62年10月30日に姉妹駅協定を締結した。JR九州は韓国鉄道公社の前身に当たる韓国鉄道庁と共同で平成3年から博多−釜山を結ぶ高速船「ビートル」を運航しているほか、旅行商品の開発でも協力関係にある。