安倍首相の開会式出席…呉団長が歓迎の談話

 安倍首相が平昌五輪の開会式に出席するとの報道を受け、民団中央本部の呉公太団長は24日、歓迎談話を発表した。全文は以下の通り。

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 安倍晋三首相が2月9日に開幕する平昌五輪の開会式に出席することが明らかになった。私たち在日韓国人は安倍首相の英断を心から歓迎するものである。韓日関係は今もぎくしゃくしているが、そういう時期だからこそ、このたびの安倍首相の訪韓によって、平昌五輪成功の契機にしてほしい。さらには、韓日友好関係の改善に大きな弾みがつくことを期待したい。

 在日韓国人で構成する韓国民団は、韓国で初めて開催される冬季五輪・パラリンピックの成功を期して、日本地域後援会を構成し、1億円を目標に募金運動を全国的に展開してきた。在日韓国人の母国愛は結果的に2億円達成をもたらし、私は後援会長として本日、韓国選手団の結団式の場で平昌五輪組織委員会に伝達したところである。

 そのような「晴れの日」に朗報が飛び込んで来たことは、誠に嬉しい限りである。

 日本人が積極的に平昌に声援を送り、韓国人が2年後の東京五輪にエールを送るような民間レベルの善隣友好関係構築を、私たち在日韓国人は強く望んでいる。

(2018.1.31 民団新聞)

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