0001蚯蚓φ ★
2018/02/03(土) 19:56:35.50ID:CAP_USERこの場にはホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官（国家安全保障問題担当）も同席した。トランプ大統領は一般教書演説で「北朝鮮の残酷な独裁権力よりも自国民を残忍に抑圧する政権は過去になかった」と述べ、北朝鮮を強く批判した。これと関連してウォールストリート・ジャーナル誌は「金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長とその政権に対し、トランプ大統領が使う新たな武器が脱北者と人権問題だ」と報じた。国際社会は1995年にボスニア、99年にコソボに対して人道問題を理由に軍事攻撃を行ったことがある。しかし北朝鮮については地獄を経験した脱北者の苦痛や経験を共有することは何よりも優先すべきだろう。
米国の現職大統領が脱北者をホワイトハウスに招待するのは今回のトランプ大統領がはじめてではない。ブッシュ元大統領も2005年、06年、08年に脱北者をホワイトハウスに招待している。ただし今回は単なる面会にとどまらず、一方の手足を失ったチン・ソンホ氏をトランプ大統領自ら米国議会にまで招待し、松葉杖を使って地獄から抜け出した事情を世界中に伝えた。
ホワイトハウスが脱北者を招待したとのニュースを聞いた直後、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が脱北者と面会したことがあるのか気になった。まずネットで調べたところ、そのようなニュースは確認できなかった。昨年11月にトランプ大統領が国賓として来韓した際、大統領府で開催された晩餐会には脱北者のイ・ソンジュ氏が出席していたが、これは韓国側ではなく米国側の招待によるものだった。イ・ソンジュ氏もチン・ソンホ氏と同じく北朝鮮では食べものを物乞いするコッチェビと呼ばれる浮浪児だった。イ氏はコッチェビとしての経験を綴った著書『通りにいる少年の履き物』を英語で発刊している。
現政権は韓国国内の人権問題には違和感を覚えるほど敏感で積極的だが、住民を戦利品のように扱い搾取する北朝鮮政権の蛮行からは一貫して顔を背けている。過去には与党「共に民主党」のある議員が脱北者の面前で「裏切り者」と罵倒したことがあるし、盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権は金正日総書記の気分を害さないため、国連での北朝鮮人権決議案採決を棄権した。さらに共に民主党とその前身の民主党は北朝鮮人権法の成立を11年も妨害した。平昌冬季オリンピックを目前に控えた今「北朝鮮の人権問題」や「脱北者」などの言葉を口にするのは事実上のタブーになっており、韓国政府は脱北者に対して軽々しく発言しないよう釘を刺している。脱北者問題は韓国が国を挙げて取り組むべき課題のはずだが、韓国国内の晩餐会に脱北者を招待したのは韓国大統領府ではなく米国のホワイトハウスだった。信じられない現実だ。
ソース：朝鮮日報／朝鮮日報日本語版【社説】文大統領は脱北者と面会したことがあるのか
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/03/2018020300385.html
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