>>983
  伊藤博文公を暗殺した安重根をだれも賞賛しなかった当時の韓国人

市川正明編「安重根と日韓関係史」という資料には、二万語に及ぶ(伊藤公の暗殺)
各国の反応が掲載されていますが、その中で外国(サンフランシスコ・ハワイ・ウラジ
オストック等)にある韓字新聞の報道ぶりも伝えています。前年の明治四十三年三月に
サンフランシスコ在住の張仁煥らが韓国政府の外交顧問だったスチーブンスを射殺した
時には、これら韓字新聞は連日にわたって暗殺事件の犯人を賞揚し、激越な論調をみせて
いました。
しかし、伊藤公暗殺については事実を報道しただけでした。/韓国の(今の)教科書のよ
うに「全世界に大韓男児の気性を見せ、日本の大陸侵攻を世界に警告した」ことにはなら
なかったのです。
青少年に愛国心を涵養するため、韓国がこのように記述したことはよく解ります。しかし
テロという手段の持つ反作用についても教えなければならなかったのではないでしょうか。
皮肉にも、伊藤総監暗殺によって日韓併合は一挙に早まってしまったのです。

                  「日韓2000年の真実」名越二荒之助編著
                   (日本図書館協会選定図書)