作家・評論家 黄 文雄(氏)人民共和国の法律の約80%は日本のものを真似ている。
モンゴル史家・学術博士 宮脇順子(氏)
中国は、江戸末期から近代言語がないので、辛亥革命の時、日本を見習って、中国を近代化しよ
うとした。辛亥革命を起こした中国人は、日本留学組で、(耳で聞いて分かる)共通語がなかっ
たので、日本語で連絡をした。日清・日露戦争から後は、日本の明治時代の教科書を全部、中国
は日本から輸入した。なので、現代中国語というのは日本語に非常に近い。古典中国語と全然違
う。 問題は、日本を見習って日本のような国をつくろうとしたが、天照おおみ神に対して皇帝の子孫、
大和民族に対して中華民族でなければならないとした。 日本人は、とても言葉が統一されてい
て、非常に均質がとれていてまとまりが大変強い、それで日本のように成功するんだったら、中
国も一つの言葉でみんなで一体になってまとまれば、という強迫観念があった。
評論家 石平(氏)
それが漢民族にだけの適用だったらよかったが、(他の55民族にも適用しようとして誤った)
中国人の「大中華意識」の中では国家とはヤクザの集合体みたいなもので、漢民族を親分とし、その他の弱小民族を征服して縄張りを拡張する。これが四千年も続いてきたのである。
蒙古族が中国全土を占領して大帝国を作っても、彼らは蒙古族が一時的に中国で元帝国を作り、蒙古族が親分になっただけであり、満州族が中国大陸を制覇して清朝を作っても満州族が親分になっただけであると言う。
このような言い訳が「大中華」のウソとして「中国の歴史」に組み込まれる。
中国は一つしかない、万世一系である、といったウソを平気で中国の歴史に書いてしまう。中国は一つの国ではない、四千年も続いている乱世である。