https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180223/k10011340831000.html
2月23日 20時05分

ピョンチャンオリンピックに合わせて、北朝鮮から派遣されている応援団は、23日、宿泊している施設がある地域の住民への感謝として、公演を行い、多くの人が集まりました。

北朝鮮の応援団の一行は、23日午後、宿泊している施設がある韓国北東部のインジェ(麟蹄)で、滞在中の支援に対する住民への感謝として、地元の体育館で公演を行いました。

自治体の関係者によりますと、会場には地域の人口のおよそ1割に当たる3000人ほどが集まったということで、応援団の女性たちが朝鮮半島の民謡「アリラン」や北朝鮮の曲などを演奏し、曲に合わせて踊りを披露すると、会場からは大きな声援と拍手が送られました。そして公演の最後に、応援団と住民たちは、「私たちは一つです」と何度も声を合わせていました。

地元の20代の女性は、「南北は分断していますが、公演を聞いて、心は一つだと感じ、感動しました」と話していたほか、70代の男性も「早く統一できたらいいと思いました」と話していました。

韓国統一省によりますと、北朝鮮の応援団と選手団は、25日行われるピョンチャンオリンピックの閉会式の翌日に、北朝鮮に戻る予定だということです。