https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180227-00000114-jij-soci
時事通信

 第2次大戦中に労務動員され死亡した朝鮮人労働者の追悼碑をめぐる訴訟で、群馬県は27日、設置期間更新を不許可とした県の処分を取り消した一審前橋地裁判決を不服として、控訴した。
 
 地裁は14日の判決で、碑を建てた団体側が碑の前で開いた追悼式の一部が「政治的行事」に該当すると判断。建設の条件に違反したとしたが、県は団体側が示した式自粛などの代替案を十分考慮しないまま不許可にしたと指摘し、処分は不当と結論付けた。

 記者会見した中島聡県土整備部長は「条件違反したにもかかわらず許可するとなれば矛盾した状態に陥る」と述べた。