日本の従軍慰安婦は人類の恥だ。日本は傷を癒やす道徳的義務がある」

 米国の黒人人権活動家、ジェシー・ジャクソン牧師(77)が26日(現地時間)、ニューヨーク・マンハッタンの韓人会館6階にある人民史博物館を訪れ、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」に献花した。ジャクソン牧師は少女像の手を握り「慰安婦は(女性)解放の象徴であり、消えることはないだろう。日本が適切な謝罪をすることを願う」と述べた。

 献花後の記者会見でジャクソン牧師は「米国の黒人たちもかつて、奴隷制のあった時代に同じ経験をした。肌の色が黒いという理由だけで女性たちは性的暴力を受け続け、仕えていた主人の慰安婦として苦しみを味わった」と述べた。

 ジャクソン牧師は平昌冬季五輪と韓半島(朝鮮半島)の緊張緩和にも言及した。ジャクソン牧師は「韓国での五輪が成功したことをお祝いするとともに、韓国と北朝鮮が合同で活動したことに特に注目したい」として「韓半島で戦争を避けるためにはとにかく対話をしなければならない」と強調した。

 ジャクソン牧師は民主党の上院議員を務め、米国大統領選挙の民主党予備選挙にも出馬した。マーチン・ルーサー・キング牧師の没後、米国で最も尊敬される宗教指導者かつ政治家と考えられている。1998年に来韓し、当時の金大中(キム・デジュン)大統領の就任式にも出席した。昨年、パーキンソン病と診断されたことを明らかにしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180227-00002887-chosun-kr