2018年3月12日、韓国・アジア経済によると、殺人事件の容疑者の写真に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の写真を誤って使用したトルコのテレビ局が謝罪した。

記事によると、韓国外交部は12日、「トルコの有名テレビ局であるShow TVは現地時間の11日、夕方のニュース番組『アナハベル』で韓国大統領の写真を誤って使用したことに対し謝罪するという内容を伝えた」と明らかにした。

同番組で現地のアナウンサーは「韓国と韓国の文在寅大統領に申し訳なかった。書簡でも遺憾の意を表明したが、この場でもう一度、意図しないミスで大統領の写真を使用したことを韓国大統領と韓国国民に謝罪する」との内容を述べたという。

同番組は先月25日、クウェートでフィリピン国籍の家政婦が殺害後、1年以上もマンションの冷蔵庫で保管されていたという事件を伝える際、文大統領の写真を画面に表示した状態で事件の容疑者の特徴を説明した。

これに対し、韓国外交部は放送直後から数回にわたり、駐トルコ韓国大使館を通じて同テレビ局に厳重に抗議し、謝罪放送と再発防止策を講じるよう求めていたという。

これについて、韓国のネットユーザーからは

「当時の担当者に対する処罰も必要」
「謝罪で解決できる問題ではない。名誉棄損で告訴してほしい。一国の首脳をこんな風に侮辱するケースは初めて」
「原因を究明しないなら故意とみる」

など、謝罪だけでは不十分と訴える声が相次いでいる。

また、謝罪についても

「韓国政府が無理やり謝罪させたようだ」
「なぜすぐに謝罪、訂正しなかった?誠意が感じられない」
「韓国を真の兄弟国と考えていたら、絶対にこんなことは起きない。ただのミスとは考えにくい」

などと指摘する声が上がっている。中には

「韓国国民がトルコの大使館に押し掛けよう。絶対に許せない」と呼び掛けるユーザーもいるなど、波紋はさらに広がっている。


2018年3月12日(月) 11時20分
http://www.recordchina.co.jp/b580333-s0-c30.html