■今春、桜の雨にフリージアの花の香り、漂わす君が降る
[より長く]リュ・アウンのフラワークラス(11)

春を知らせる「桜」。[写真韓国観光公社]
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春風がそよそよと吹いてくる。 自然に暖かい風に乗って散歩もして旅行を楽しむこともある。

道を歩けば、色々な種類の花が道端で風に身を任せて揺れて、私たちを迎えてくれる。雪解けた地で育って私たちの心まで暖かくしてくれて、他の季節よりも春に咲く花がさらに嬉しくて親しんでいる。

春の花、代表的に思い浮かぶ花がある。 「君よ〜君よ〜君よ〜」私たちにお馴染みのメロディーが耳元から離れないその花のことだ。まさに桜だ。

・朝鮮孝宗の時、桜で矢を作成

今回扱う最初の花は桜だ。桜の原産地を日本と思っている人が多い。しかし、王桜の原産地は日本ではなく済州島であることが判明しており、以後、私たちは桜の木に対する認識を改めるようになった。

済州島に宣教師としてきたフランス人のタケ神父が1908年漢拏山で王桜を、1912年にはドイツの植物学者ケーネが漢拏山観音寺付近で王桜を、それぞれ発見して学界に報告したので、済州島が自生地という説が非常に有力になった。

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王桜の原産地は日本ではなく済州島であることが明らかになった。 [写真リュ・アウン]

また、朝鮮孝宗時期に矢柄を作るための材料に桜の木を使用した記録がある。 『韓国動植物図鑑』に桜の木は全部で17種と列挙されているが、その中で韓国で純粋に自生しているのが5種だという。

桜の花言葉は純潔、絶世だ。一輪の花が咲いて行く過程は、私たちの人生と似ている。若さの一瞬を頂点として歳月の流れに沿って少しずつ老いて行くように、一瞬の趣と色味を存分に誇る華麗な花も、静かで寂しいもので終わる。

桜が咲いている姿は雄大で美しく、地域ごとに桜祭りを開いて楽しむ。春の夜空に見事に咲き誇るが、短い時間で落ちる姿がとても印象的な花。花びらが特に薄くて一つ一つ飛び散って落ちて、花の雨が降るような錯覚すら覚える。

また、もうすぐ春の祭りが開かれるが、春の雨が降れば葉だけが青く残る。ちょっとの間ですぐに消えてしまう、人生の最も美しい瞬間が感じられる儚さというか。私たちの人生も桜と似ているのではと思う。

桜は単純な花瓶を利用して、インテリア効果が見られる作品でもある。桜の枝を買って、家にある小さなガラス瓶など花瓶に分けて挿すと、春を通して家の中でも、桜を楽しむことができる。

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桜の枝を家にある花瓶に分けて挿すと、春を通して家の中でも、桜を楽しむことができる。 [写真リュアウン]

初めてのときめきを大切にしたフリージア
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純情、天真爛漫、「あなたのスタートを応援して」という花言葉を持ったフリージア。[写真、リュ・アウン]
(後略…)

リュ・アウンパウムフラワー代表

ソース 中央日報(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=101&oid=025&aid=0002805678