中朝首脳会談 習主席「中朝の友好関係は貴重な財産」
3月28日 12時04分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180328/k10011382241000.html?utm_int=word_contents_list-items_004

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中国国営の新華社通信によりますと、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との会談で
中国の習近平国家主席は、中国と北朝鮮との関係について、
「中朝の伝統的な友好関係は、両国の前の世代の指導者が確立し、心を込めて育んできたもので、双方の共同の貴重な財産だ」と指摘しました。

また北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって中朝関係が冷え込んでいることを念頭に、
「われわれは、伝統的な友好関係を継承して、さらに発展させる意向を何度も示したが、これは国際情勢や中朝関係の大局に基づいた戦略的な選択かつ唯一の正しい方法であり、その時々や1つの事柄によって変化させるべきでない」として友好関係を継続すべきだと強調しました。

そのうえで習主席は「ハイレベルの交流は、これまでずっと中朝関係の発展に最も重要な役割を果たしてきた。キム委員長と相互の訪問や特使の派遣などの方法で常に連絡を取っていきたい」と述べて、今後も首脳間の往来も含め緊密に連携を深めていくべきだと強調しました。

これに対しキム委員長は「今回の訪問で、戦略的な意思疎通を強化することを希望している。今後も頻繁に会談する機会が得られ、特使の派遣などによって密接に意思疎通を行うことを望んでおり、両国関係をけん引するハイレベルの会談を新たな水準に発展させていきたい」と応じたということです。