要約

韓国社会では、約束を破ったり相手を侮辱したり、或いは騙したりといった行為が公的に頻繁に発生するが、他国の事例とは違いこれらには彼ら独特の価値観が関係している。

韓国社会においては、上記の行為は「自分は相手よりも(序列が)上位の存在なのだ」という確認作業のために行われる場合が多い。
要するに、相手との約束を破ったり、或いは侮辱できたり騙したりできる=法やルールを破るという行為が出来るのは、自分が上位の存在である事の証明であるという、独特の価値観が存在するという事。

1:「意図して約束を破る」が頻発する社会

以前より、韓国ではその独特の価値観から、徹底した上下関係に基く序列の概念が、私達の社会における「約束・契約」の概念の代わりをしており、そのため私達の考える約束の概念は彼らに通じないと書いてきました。

その結果彼らは、自身が相手よりも主観的に上位と感じると、簡単に約束を破ってしまうわけですが、実はそれだけではなく、もっと積極的に「自身が相手よりも上位の存在である」という事を確認するために、特に事情もなく意図して約束を破る場合があります。