http://www.sankei.com/smp/west/news/180502/wst1805020069-s1.html

 3日からゴールデンウイーク(GW)後半。今回は1、2日を挟んで分散したこともあり、関西からの国内外の旅行は短期で行ける近場が多くなっている。格安航空会社(LCC)の増便もあって韓国や中国などが増加。さらに、「インスタ映え」する観光スポットが人気を集めているのも特徴だ。

 旅行会社によると、国内では淡路島(兵庫県)や南紀白浜(和歌山県)、九州、東京ディズニーリゾート(千葉県、TDR)、海外では台湾や香港などが増えている。JTB担当者は「TDRは開業35周年の催しが始まったこともあり、根強い人気」と説明。NHK大河ドラマ「西(せ)郷(ご)どん」の舞台となった鹿児島なども観光客でにぎわっている。

 海外旅行では、阪急交通社のGW期間中の予約人数は韓国、中国が前年の約2倍に伸びた。関西エアポートによると、GW期間中の関西国際空港発の旅客数は、韓国が昨年比19%増の9万5100人と最多の見通しだ。

 一方、今回は「インスタ映え」で旅先を選ぶ動きも目立つ。昨年、大修理を終えて色鮮やかな姿を取り戻した日光東照宮「陽明門」(栃木県)、高さ約17メートルの雪壁「雪の大谷」がそびえる立山黒部アルペンルート、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台をほうふつさせる台湾・九(きゅう)●(=にんべんに分)(ふん)などが話題となっている。阪急交通社担当者は「若い人に限らず、インスタ映えを求める人が増えている」と話す。