先週行われた南北首脳会談で金正恩朝鮮労働党委員長は
「平壌時間とソウル時間を指す時計がそれぞれ掛けられているのを見て胸が痛む」と告げ、

その後、北朝鮮は今月5日に時刻を30分早め、南北で統一すると発表した。

もともと韓国や北朝鮮の時刻は、1910年に日本が大韓帝国を併合したのちに、日本に合わせたものだったが、
金正恩委員長が、「日本は我が国の時刻まで奪った」として、2015年8月15日に30分遅らすことに決めた。

北朝鮮を研究している東京国際大学の伊豆見氏は当時から南北関係が改善するタイミングで、
経済関係で重要なパートナーである韓国と同じ時間に戻すことを考えていたという。
さらに北朝鮮大学院のヤン・ムジン教授は、経済制裁が解除された後の海外資本を誘致しやすくなることも計算しているのではと指摘している。

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