http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2018/05/08/0900000000AJP20180508005600882.HTML

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、韓日中首脳会談に出席するため、就任後初めて日本を訪問する。安倍晋三首相と中国の李克強首相に南北首脳会談の結果を説明し、朝鮮半島の非核化や恒久的な平和定着に向けた3カ国の協力について議論する見通しだ。

 3カ国会談では南北首脳会談で発表された「板門店宣言」への支持を盛り込んだ特別声明の採択を目指しており、注目を集めている。

 韓米首脳会談や米朝首脳会談が相次いで開催される予定で、特別声明が採択されれば、非核化の方法を巡る米朝間の溝を埋めようとする文大統領の仲介役としての役割が高まるとみられる。

 3カ国会談では北東アジアの平和体制構築やサイバー安全保障・テロへの対応なども議題になる見通しだ。日本側が北朝鮮による拉致問題を取り上げるとの見方も出ている。

 文大統領は安倍首相、李首相と個別会談も行う。

 安倍首相との会談では、両国の安全保障問題や経済協力などについて意見交換するとみられる。旧日本軍の慰安婦問題など歴史問題や2016年以降合意に至っていない排他的経済水域(EEZ)での漁獲割当量などを決める漁業交渉が取り上げられる可能性もある。

 李首相とは、中国発の粒子状物質など環境問題の解決策などについて協議すると予想される。