キャビンアテンダントは多くの韓国人女性の憧れ。だがハードルは極めて高い。

韓国の若年層の失業率は「壊滅的」なレベルに近づいていると2018年3月、同国の財務大臣は語った。

仕事を得るために、多くの韓国の若者たちは履歴書を完璧なものにしなければならないとプレッシャーを感じている。もちろん顔写真を含めて。

キャビンアテンダントは、数ある仕事の中でも特に憧れの仕事、競争も激しい。
だから、多くの志望者が選考にパスする確率を少しでも上げようと整形手術を受ける。

キャビンアテンダントを目指す女性向けに、顔を細くし、目を大きくし、口角を上げるなどの特別メニューを設けている整形病院もあるほど。

体型を保つために絶食し、下剤を飲む、それが仕事。ユナイテッド航空のキャビンアテンダント(CA)がそう語ったのは1993年のこと
。CAは体重が上限より約5キロ増えると、10日間の無給の休みを取らされると当時、シカゴ・トリビューンは伝えた。

そんなルールは世界の多くの場所ではすでに緩和されたか、完全に廃止された。
だが韓国のCA志望者たちは、まだ外見を良く見せることへの大きなプレッシャーに晒されている。

アシアナ航空、大韓航空など韓国の大手航空会社は2015年、CAの応募基準を下げ、条件を緩和したと同国のメディアは伝えた。

だが実際には、選考プロセスと韓国の美的基準が相まって、
CA志望者は“より美しくあること”への無言のプレッシャーを受けているとコリア・ヘラルドは伝えた。

「CAは実際、航空会社を代表する存在」と以前、CAとして働いていた25歳のリム・ソジンはBusiness Insiderに語った。

https://www.businessinsider.jp/post-166633