>>1
記事が更新されました

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮で拘束されていた3人のアメリカ人が解放され、北朝鮮を訪問したポンペイオ国務長官と共に帰国の途についたと、みずからのツイッターで明らかにしました。

これは、日本時間の9日午後9時半すぎ、トランプ大統領がツイッターに投稿して明らかにしたものです。
この中で、トランプ大統領は「ポンペイオ国務長官が、皆が待っていた3人と共に北朝鮮から戻ってきていることをお知らせすることができて、うれしい。彼らの体調には問題ないようだ」と投稿しました。
そのうえで、ポンペイオ国務長官と3人が日本時間の10日午後3時に首都ワシントン近郊の空軍基地に到着し、みずから出迎えると明らかにしました。

アメリカ政府は、去年、北朝鮮で拘束されていたアメリカ人大学生が解放直後に死亡したことを受け、北朝鮮を強く非難するとともに、残る3人の解放を求めてきました。

トランプ大統領は8日、ポンペイオ国務長官を北朝鮮に派遣したと明らかにし、ポンペイオ長官は9日、北朝鮮のピョンヤンを訪れて、3人の解放などを求める考えを示していました。

懸案の一つとなっていたアメリカ人3人の帰国が実現することで、トランプ大統領とキム委員長との間で、6月上旬までに開かれる見通しの史上初となる首脳会談が、いつ、どこで開催されるのかが、次の焦点となっていて、これについてトランプ大統領は、ツイッターに「時間と場所は決まった」と投稿しています。

〈中略〉

拉致被害者の家族は…
先週、アメリカで、3人のうちの1人、キム・サンドク氏の長男のキム・ソル氏と面会した、北朝鮮による拉致被害者、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんは「ソル氏は米朝首脳会談を機に父親が帰って来ることに期待を寄せていたので心よりうれしく思います。同じように近い将来、拉致被害者が解放され、それぞれの家族の元に戻れることを切に願います。北朝鮮にはその決断を強く求めたい」と話しています。