ことし9月での引退を表明している歌手の安室奈美恵さんの海外では最後となるライブが台湾で開かれ、
多くのファンが詰めかけました。

安室奈美恵さんは、引退前のアジアツアーの締めくくりとして19日と20日、台北のアリーナでライブを開きました。

台湾で安室さんの人気は高く、今回のライブのチケット2万枚余りに対して10万人が応募し、
3分で完売するなどして大きな話題を呼びました。

海外では最後となる20日のライブでは、当日券を求めて台湾だけでなく、
日本やマカオなどからも大勢のファンが集まり、チケット売り場に長蛇の列を作りました。
そして当日券が買えなかった人のうち、300人ほどはライブが始まっても会場の外にとどまり、
漏れ聞こえてくる安室さんの歌声に耳をすませていました。

安室さんの台湾でのライブには毎回行っていたという30代の女性は「引退が発表されて話題になり、
今回はチケットが買えませんでした。これからも姿を見たかったですが、
安室さんには引退してかなえたいことがきっとあると思うので、決断を尊重します」と話し、エールを送っていました。

■安室さん歓迎 空港にはファンら約500人

台湾メディアによりますと、安室奈美恵さんは、今月17日に台北の空港に到着しました。

この日はファンやマスコミ関係者などおよそ500人が駆けつけ、
ファンは「今まで青春をありがとう」と日本語で書かれた横断幕を掲げて安室さんを歓迎しました。

歓声をあげるファンに対して、安室さんは立ち止まって笑顔で会釈をし、関係者に囲まれながら空港をあとにしました。
この様子は台湾の新聞やテレビで大きく取り上げられ、安室さんの台湾での人気の高さをうかがわせていました。

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011446471000.html