黒の僧服に黄土色の袈裟(けさ)をかけた日本人僧侶たちが大雄殿を埋め尽くした。香をたき、仏様に三拝した僧侶たちは般若心経を唱え、「日本の強制連行による犠牲者のための慰霊法要」を行った。

 釈迦誕生日(旧暦4月8日)の22日午前、ソウル市広津区の寺「祇園精舎」(住職:雪峰老師)で特別な法要が行われた。北海道札幌市の薬王寺で住職を務める田中清元老師(69)をはじめ、日本の有力仏教宗派・曹洞宗の僧侶27人と家族ら41人からなる訪問団が釈迦誕生日の奉祝法要に先立ち、慰霊法要を厳かに執り行った。日本の訪問団が釈迦誕生日に祇園精舎を訪れて慰霊法要を行うのは今年で16年目になる。

 そのきっかけは田中清元老師の父で故人の田中孝印先代住職にまでさかのぼる。先代住職は太平洋戦争終了後、托鉢(たくはつ)をしながら無縁仏の遺骨を収拾した。日本に強制連行されて飛行場・ダム・鉄道工事などに動員され、犠牲になった韓国人たちの遺骨だったが、身元までは確認できなかった。故郷に返してやりたいと思ったがそれもかなわず、ひとまず寺で供養した。そして1970年代から先代住職は何の縁故もない韓国を訪れるようになった。

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http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/05/23/2018052300955.html